起筆

本日よりこの場所にて日常を記さんと思ふ。
かうして歴史的假名遣ひ、文語調にて書きたるは、ひとへに美しき日本語を使ふ練習が爲なりとは言つておくが、同時に照れ隱しによるところ大なり。しかれどもは無學の現代人が故、漢字、假名遣ひに誤りあらば別途ご指摘願ふ。

8月7日 晴れ

烈日酷暑なり。都會とくゎいの氣溫はこの十年で三度も上昇してゐるとの事。
數日來すうじつらいの夜更かしがため日中の睡魔强く抗ひがたし。餘が仕事の生產性、晝間ひるまは通常の半分以下にやあらむ。
先日より鞄に肩掛け紐を着く。會社の行きかへり、車中にて兩手が空くため大判の本も難なく讀め、甚だ楽なり。夜電話にてしばし話を聞く。