戦場の絆

歸りに秋葉原によりて電線や雜貨を購ふ。ついでに『戰場の絆』二等兵ばかりの我が軍に對し、左官や將官クラスの集ひし連邦軍に手も足も出ず。大將が戰場に出擊するわけがなからうに。
歸りの汽車の殺人的混雜に只々啞然。大丈夫かこれから。地元の遊技場にてあざらしの縫ひ包みを發見す。樋口一葉を一枚つぎ込みて、戰果は貳匹ばかりなり。杜甫…。

挨拶

豪雨。
家と駅とを往復し、日用品や引つ越しの挨拶の品を買う。引つ越しの挨拶は前日か当日にはすませておくべしとの指南に接し戸惑う。
隣の人は未だ捕まらず。大家さんに羊羹。和風邸宅なりしが羊羹。

転居

晴れ、雨、のち引っ越し。
大安吉日にて引つ越し。生家から初の独立が為、荷物少なく、自家用車一台にて引つ越し。食器、酒器、酒瓶、個人電算機、観葉植物、布団のみ。生活感なきこと甚だし。搬入、掃除においてはかの子の多大なる尽力に感謝するものなり。余一人では深夜までかかりしこと想像に難くなし。
作業中に、大家に母親と間違えられしは滑稽なりし。